本日、アユの調査釣りを行いました2008.6.28掲載(29日に一部数値を訂正しました)
毎年恒例となっているアユ釣り解禁前の調査釣りを、本日28日、行いました。いつもと同じように小国川の上流から下流まで5つの地点で、午前9時頃から12時頃まで友釣りを行い、午後からは釣り上げたアユについて全長、体重、ウロコの枚数を調査。その結果は以下の表にまとめました。
調査結果を見ると、今年は大石地区と長沢地区での天然遡上比率が非常に高いのが目に付きます。また大石地区、長沢地区では全長も昨年に比べて大きく、成長の良さが伺えます。各地区の釣果数については、その数だけで単純に“釣れる釣れない”を判断はできませんが、傾向としては上流域より下流域の方がやや数的には上回っている印象です。また調査釣りの様子を見た印象では、長沢堰堤下流域での魚影の濃さが目立ちました。これは川底の様子が見やすいためもありますが、とにかく川のいたるところに無数のアユがいて、ナワバリ争いをした群れで動いたりしている様子がはっきりと目視できました。もちろん、その魚影の濃さがすぐ釣果に結びつくとは限りません。現在は夏の渇水期以上の渇水で、それが明日夕方頃からは雨の予報で、状況が大きく変わることも考えられます。そういう意味で、解禁日はいろいろな状況判断が必要となりそうです。
ともかく今年は、例年以上の天然遡上があり、魚影は濃くなっています。釣果は大いに期待できると思っています。ご期待下さい!
調査場所 | 釣獲数 | 平均全長(昨年) | 平均体重(昨年) | 天然遡上の割合(昨年) | 調査した人数 |
大石 | 60尾(38尾) | 18.0cm(17.9cm) | 52.7g(68.6g) | 88%(79%) | 5名 |
長沢 | 50尾(57尾) | 16.87m(15.9cm) | 42.6g(44.0g) | 86%(44%) | 5名 |
瀬見 | 19尾(16尾) | 16.03cm(16.0cm) | 42.8g(45.7g) | 26%(0%) | 3名 |
鵜杉 | 40尾(17尾) | 16.15cm(15.5cm) | 46.55g(43.8g) | 38%(24%) | 5名 |
満沢 | 47尾(34尾) | 16.9cm(15.9cm) | 38.7g(41.4g) | 19%(12%) | 5名 |
大石地区での調査釣り風景。絶好の天気ですが渇水です | 大石地区の川底は、アユのナメ跡ですごくきれいになってます。 |
大石地区で釣れた18~20cm級のアユです。 | 今日は土曜日だったため、多くの人が調査釣りを見に来てました |
満沢地区で釣れたアユ。 | 各地区で釣られたアユが集められ、これから調査が始まります |
調査は稚アユセンターの一室で行います | 最初に全長を測り、次に体重を計測します。 |
ここでは顕微鏡を使ってウロコの枚数を数えています。この作業 は集中力が必要で、慣れも必要とする難しい作業です。 | ウロコを数えやすくするために、カッターでウロコをきれいにはぎ 取る作業を行います。今日は近くのお母さんたちに助っ人をお願 いしました。 |