今年も稚アユの中間育成が始まっています。今年は3,200kgを生産する予定です!2014.4.1掲載
舟形町は、昨年より雪は少ないものの、あたり一面まだ真っ白です。そんななか、当漁協では2月18日から稚鮎センターで稚鮎の中間育成が始まっています。
稚鮎は鶴岡市三瀬にある山形県栽培漁業センターで育てているもので、2月18日に1回目の池入れ(稚鮎を栽培センターから運んできて当方の稚鮎センターの池に搬入すること)作業を行い、その後は3月12日、13日、14日、25日、26日、27日、28日と池入れを行いました。池入れの際は、毎回午前7時半頃に当漁協から稚鮎運搬用のトラック2台に組合員が分乗して三瀬へ向かい、6万尾~7万尾の稚鮎を積んで帰ってきます。片道約2時間の道のりは、稚鮎にストレスを与えないように細心の注意を払います。また運搬車から池に稚鮎を移す時も、運搬車の水槽の温度と池の水温に差がないか、また水中に溶け込んでいる酸素の量(溶存酸素量)に差がないことかなどを確認した上で池入れ作業を行います。こうした池入れ作業が終わると、稚鮎が落ち着くのを見て少しずつ酸素吸入用の水車を回していき、本格的な中間育成へとはいっていくわけです。
今年の計画では、8つある飼育池で3,200kg(55万尾)を生産する予定です。いまはまだ体長4~6cm程度の稚鮎ですが、放流可能な5月下旬から6月上旬には10㎝くらいにまで育ちます。元気で丈夫なアユに育つように、担当者一同、細心の注意を払って作業に当たっていくつもりです。今年のアユ釣りシーズンを、どうぞお楽しみに!
◆今年は小国川の上流から下流まで、35箇所に3,500㎏を放流する予定です。