東北流友会の「鮎トーナメントスクール2008」が小国川で開催されました。2008.8.18掲載(19日に一部加筆)

東北流友会(伊藤稔会長)主催の「鮎トーナメントスクール」が、今年も小国川を会場にして8月16日と17日の2日間に渡り開催されました。このトーナメントスクールは、東北流友会がアユ友釣りの普及や一般の釣り人の釣技向上などを目的に'95年から東北各地で開催しているもの。小国川では2002年から連続で開催しており、今年で7回目となります。今回の参加者(生徒)は56名。遠くは山梨県や神奈川県から参加した人もいて、同スクールの変わらぬ人気の高さを伺わせました。
 講師陣はスクール校長を務める西角喜昭氏を筆頭に、会長の伊藤稔氏、小貫藤夫氏、菊池正幸氏、大里光博氏、岡崎孝氏、木下誠也氏で、当組合の信夫正明(代表監事)も講師の一人として名を連ねました。また講師陣をサポートしスクール運営を担うスタッフ21名も加わり、総勢85名が2日間に渡って小国川でのアユ釣りスクールに参加しました。
 内容は例年と同様で、スクール初日(16日)は舟形町農業体験実習館で受付と開校式を行った後、財団法人山形県水産振興協会 栽培漁業課・余語滋係長による講演(山形県のアユづくりについて)を聴講。その後は鮎用品オークション、仕掛け講習というメニューで初日は終了しました。
 そして2日目の17日は、朝から5つのクラスに分かれて小国川の各ポイントに入り実釣講習。参加者の皆さんは各講師や東北流友会のメンバーからマンツーマンに近い形で指導を受けながら、アユ釣りの基本や最先端の技術を学びました。この目は朝から雨。川の水位も上がりニゴリも出た上、気温も下がるという最悪に近いコンディションでしたが、なんとか実釣講習を決行。中にはあまりの寒さに釣りを中断し早上がりする人もいましたが、終盤になって天候が回復してきたこともあって何とか無事に実釣講習を終了しました。
 そして4時半からは一ノ関の芝生広場に全員が集合して閉校式。閉校式では一日の講習を無事終えたことを証明する修了証が授与され、最後は参加者全員で記念撮影し解散となりました。

 
実釣講習で補助スタッフの指導を受ける安達節夫さん(65歳・仙台市)。安達さんは今年からアユ釣りを始め、今回のスクールには息子さん(真哉さん・37歳)と一緒に参加しました。
岩手県北上市からおじいちゃん(鈴木敏彦さん)と一緒に参加した上野海くんは、小学5年生で今回の参加者の最年少。3年生の時からアユ釣りを始め、既に1日に27匹釣ったことがあるという腕前で、この日も悪コンディションの中で7匹を釣り上げました。

閉校式で勢ぞろいした講師の皆さん。今回も何かとお忙しい中、小国川まで足を運んでいただいてありがとうございました。
見事に良型アユを取り込んで、講師陣とともにニッコリ笑顔を見せてくれた上野海くん。


閉校式で参加者に手渡す修了証書を読み上げる東北流友会の伊藤稔会長。
スクール初日の16日には舟形町農業体験実習館で行われた仕掛けづくりの講習会。最先端の仕掛け作りと、仕掛けの大事さを教わりました。
左の写真と同じく16日に行われた、財団法人山形県水産振興協会 栽培漁業課・余語滋係長の講演。山形県のアユづくりについて貴重なお話を聞くことができました。
参加者全員での記念撮影。皆さんの満足げな笑顔が、スクールの成功を物語ります。

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